作品紹介
よく聞く話に女は際限なく何回でもいけるというのがある。血気盛んな二十代の頃はこの疑問に真正面から挑戦し性的な関係を持った各年代の女の前で無残に散った経験と記憶が個人的にもある。今から思えば互いの欲望の根源は性器の結合でしか成しえないと信じて疑わなかった青い年代でもあった。年齢を重ねると引いた思考に変わり自らの欲望と相手の思考が必ずしも一致していないことに気づき、次第に女の欲望を探ることが楽しくなってくる。具体的に言えばほとんどの女は膣では感じていないつまり絶頂は迎えていないという事実である。勃起した男性器が挿入されると必ずと言っていいほど女は声を出し始めるがその全てが性的感度の表現ではなく、時と場合によって異なるが演技の部分もかなりある。はたして膣の中がどれくらいの感度なのか知りたいが、男は残念ながら膣はないので中でいく感覚はまったく分からずに一生を終える生物でもある。連続アクメ、痙攣、淫らな顔つきなど、女中毒症に慢性的になった時から知りたかったことがここに集約している。
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